李朝の初期から展開された斥仏運動のため、
仏教建築は崇高美を失い、様式は乱れて衰退したと言われているが、
私にとってはそれがたまらなく魅力的に映った。
陽が沈んで宿がないときは寺の僧房に泊めてもらい、
入禅、清掃、朝供と修行僧の日程にそって、彼らの暮らしを自在に撮影することができた。
藤本巧写真・編『韓くに、風と人の記録』取材ノートより抜粋
韓くに・古き寺(1969→1980)
藤本巧写真集
金 達 寿
藤本さんの目と心とは、豪華けんらんたるもの、きらびやかなもの、
そういうものにはほとんどあまり関心がない。
それより、民衆の荒々しさのなかにある優しさ、美しさこそ、
藤本さんのもとめてやまないもののようである。
『韓くに・古き寺』藤本巧写真集 序文より抜粋
李朝の初期から展開された斥仏運動のため、
仏教建築は崇高美を失い、様式は乱れて衰退したと言われているが、
私にとってはそれがたまらなく魅力的に映った。
陽が沈んで宿がないときは寺の僧房に泊めてもらい、
入禅、清掃、朝供と修行僧の日程にそって、彼らの暮らしを自在に撮影することができた。
藤本巧写真・編『韓くに、風と人の記録』取材ノートより抜粋