南大門市場の韓式食堂
もうもうと排気ガスをまき散らしながら神風バスが走り、大道では物売りの罵声が響きわたる。「静かな朝の国」のイメージでやって来た者は、この国の喧騒に圧倒されるだろう。
ソウル市内
ホテルで食事をとるよりも、街の韓式食堂のイスに座れば、主品のまわりにサービスの添え物が一杯に広がり、食欲旺盛な韓国人の胃袋に驚かされることになる。
東大門・南大門の市場に立ち寄れば、無造作に積まれた特産品の中からおみやげを手にすることで、仰々しく飾られた免税品よりも旅の思い出が増幅されるはずだ。
仁寺洞の露天商
夜は、路地に出没する屋台で飲む焼酎の酔いが、夜風の冷たさを吹き飛ばしてくれる。
数日の旅であっても、自分の足で歩くことによって、旅人はこの国を旅している自分に気がつくだろう。
東大門市場